No.61 撤退!

フィレンツェを去ることになりました。 ビザはあと1年あるものの、どうにもならない体調不良。。。 なんとかここにいたい! アルバイトに内職に、、、とあらゆる 手を尽くし頑張っていましたが体に負けてしまいました。 頑張りたくても頑張れず 何もできな…

No.60 アッディオ プロフェッソーレ

2月2日、プロフェッソーレ・ビーノビーニ が亡くなられました。 去年の夏、猛暑にやられ 瀕死の状態になり、一時はもうダメかと思われました。 が、秋になり涼しくなると、元気に回復。 10月にプロフェッソーレの お宅でお昼をご一緒した時には、足が利…

No.59 『のろけるわけじゃないですけどぉ』

9月に我が家へやってきた新同居人の若造は ちょっと変わったヤツ(日本人)である。 ヤツが前に住んでいた家を出た理由は 同居人だった日本人の女の子が とっておいてあるご飯を食べちゃうから。 「朝、ご飯を炊いて食べて、残った分を鍋に入れたままにして …

No.58 イタリアの浦島太郎

★癒しの日本 田舎で過ごした久しぶりの日本。 モイスチャーあふれる涼しい風。 耳いっぱいに聞こえてくる、蜩や鈴虫の大合唱。 懐かしい蚊取り線香の匂い。 ご飯とお味噌汁とお漬物の朝ごはん。 五感で感じる日本。 それは深い癒しでした。 以前、フィレンツ…

No.57 申し訳けございませんといってくれ

ワクワクしながら飛行機を待つこと1時間。 私の乗る飛行機はエアーフランス、パリ行き576便。 だがフライト予定時間を過ぎても飛行機は到着せず、 次の時間のパリ行きが到着し、乗客を乗せて飛び立っていった。 どういうこと?!何で私のは来ないの? 乗客…

No.56 ディスクの容量を減らしてください

8月のある日、日本へ里帰りしました。 何故かといえば容量オーバーのため何をしても動かない パソコンのようになってしまったから。 7月でジュエリー学校を卒業しホッとしたのもつかの間、 次のステップへ向けてやることは盛りだくさん 職探しに自分の作品…

No.55 地下おじさん3

とうとう私は地下おじさんと仲良くなりました! 8月のある日、買い物帰り、チャリのハンドルに買い物袋を たくさん下げていたので、チャリを押しながら地下道を 歩いていました。 いつものポイントに地下おじさんがいたので「チャオ」軽く 挨拶をすると、お…

No.54 ジダンと同い年です

先日、サッカーワールドカップでイタリアが優勝した時の フィレンツェは凄かった!! サッカー命のイタリア人。ワールドカップが始まると、 スーパーでは国旗が飛ぶように売れ、広場のいたるところに 試合観戦用のスクリーンが設けられ皆、大熱援。 わが師匠マ…

No.53  新大陸の出現

先月、わが師匠マルコが日本橋高島屋にて実演販売を行った際には たくさんの方においで頂き、本当にありがとうございました。 お陰様で他の職人さんのコーナーが閑散としている時も マルコの所には人が絶えず、にぎわっていたそうです。 フィレンツェが宝飾…

No.52 婚約しました

アメリカ在住10年になる妹がこの度めでたく婚約しました。 お相手はアメリカ人で、ノーマン・ロックウェルの絵に出てくる少年の ようなかわいらしい顔をした青年、ライアン。 ライアンは律儀にも正式に妹に結婚を申し込む前に、まずはうちの母に あいさつを…

No.51 地下おじさん2

☆ 地下おじさんのこと No.42で登場した地下おじさん。 最近は犬を連れていたり、どこからか 大きな植木鉢を運んできて白い綺麗な花を育てています。 でもおじさん、日の光が入らない地下では犬もかわいそうだし、花も すぐ枯れてしまうのでは…。 近所に住む…

No.50 プロフェッソーレのジュエリー

去年体調を崩されてから、以前のように毎日学校へ来て 制作活動をすることができなくなってしまったプロフェッソーレ。 たまに学校に見えると 「おー!君達がまだ居てくれたかい。会えてうれしいよ。調子はどうだい?」 とうれしそうに握手をして下さいます。…

No,49 イタリアも菓子折り

イタリア在住10年になる、日本人の友達から聞いた ☆イタリア人に人気のある日本のお土産ベスト☆ まずは、 「もっと食べたい!!これはどうやったら手に入れられるの?」 と必ず聞かれるという‘ヨックモック‘ 板チョコでもかじるかのように、包みを剥いて丸々豪…

No,48  イタリア人の靴下

日本人の友達が日本へ一時帰国することになった。 それにくっついて彼女のアルバイト先の同僚、 イタリア人の女の子エレオノーラが一緒に日本へ来て、その友達の家に 一週間ほど滞在することになったらしい。 エレオノーラが日本へ行くにあたり、まず最初に …

No,47  振りカエル

あけましておめでとうございます。 今年の大晦日は友達の家に呼ばれ 日本人4人で多国籍料理を食べ、デザートには 別の知り合いの日本人の方が作ってくれた”うぐいす餅”を ありがたく頂きました。 私は行かなかったけれど、中心街ではコンサートがあったり、 …

No、46 ジャパーン

最近、私がよくつるんでいる友達はポーランド人のアンナ、 メキシコ人のマリアとヒメナ、オルガ。 メキシコ人の友達は他にも何人かいるが、メキシコの人は 皆フレンドリーで暖かく、愛情豊かな感じ。 なので私はすっかりメキシコびいきになってしまい、 次に…

No.45 それでもだっ!

クリスマスシーズンになり、フィレンツェでは 街中でイルミネーションがきらめいています。 日本のような派手さ、豪華さはありませんが、街全体が 統一されたようなデコレーションで、シックな感じ。 とてもきれいです。 12月になると、土日は広場のいたると…

No.44 フィレンツェ的共同生活

留学前、とても気になっていたこと。 ある日始まる、知らない人との共同生活。 日本にいた時、留学していた人から 「友達とシェアして家を借りて…」 「何人かの外国人と同居して住んで…」 という話を聞く度に 「他人と同居するってどんな感じ?!」 「掃除はど…

No.43 グラッツィエ!

かなり頻繁にストがあるイタリア。 今日も午後からストでバスが全てストップ。 ところが今日は朝から雪が降ったり、雨が降ったり、かなり寒い。 朝出掛ける時、雨は降っていなかったので、私はチャリで学校へ行った。 帰るとき、雨が降っていたので 「仕方が…

No,42 地下おじさん

11月のはじめ頃、スーパーにずらりと ボジョレヌーボーとエキストラ・バージン・オリーブが 並びました。 日本ではこの季節になると 「ボジョレヌーボー解禁!」とかいってそこらじゅうに 出店がでて、騒いだりしますが、こちらでは 「あれっ。ボジョレヌー…

No.41 ☆☆☆寿司

イタリアへ来て、これまでに3度頼まれて寿司を作った。 1回目はホームステイをしていた時、お世話になっていた ペルカリオ・ファミリーのために。 でも、大不評だった…。 2回目はオーストリア・チロルのマルゲリータ邸で。 「アイ、前に学校でイタリア人のフ…

No.40  おじいさ〜ん!ペーター!③

チロルのマルゲリータ邸滞在中、毎日遊びにやって来た マルゲリータの2人の孫、イザベラ8歳とカテリーナ5歳。 二人ともこの日本人に興味津々。 言葉が通じないのでジェスチャーと感嘆語と笑顔と ちょっとだけ覚えたドイツ語を使って一緒に遊びました。 一…

No.39  おじいさ〜ん!ペーター!②

オーストリア、チロルのマルゲリータ邸滞在中には 日帰りでザルツブルグにも行きました。 インスブルックから電車で2時間。片道31ユーロ。 フィレンツェからオーストリアまでは片道24ユーロだったのに、 オーストリアは運賃が高い! ザルツブルグといえ…

No.38  おじいさ〜ん!ペーター! ①

8日間、友達を訪ねてオーストリアのチロルへ行ってきました。 友達の家はフィレンツェから電車で約6時間。 車窓の景色はブドウ畑とりんご畑がひたすら続き、周りは 山々山。 イタリア北部のボルツァノ・ボーゼンで下車すると、もうそこは 空気が違う。 目に…

No,37 2ヶ月の約束だった

無事に3回目の引越しが終わりました。 結局、デポジットは全額返してもらえたのですが、 シャディーとマリアとは喧嘩別れになってしまいました。 シャディーはやはり「2ヶ月の約束だった」ということを 主張してきたので、 「そのことを私は理解していなか…

No. 36  他人と同居すること

あの涙ちょちょぎれるほどの寒さだった冬を もう思い出せないくらい、フィレンツェでは暑い日が続いています。 蝉もないています。 楕円形のスイカがたくさん売っています。 渦巻き型の蚊取り線香も売っています。 老若男女みんなジェラート食べてます。 *…

No.35 世界遺産で暑気払い

長い間更新していませんが、私は元気です!!! 生きています!!! ジュエリー学校は6月半ばからバカンスに入り、 今は夕方の語学学校だけですが何かとやることが多く、 日々忙しく過ごしています。 まずイタリア語の勉強、そしてジュエリーのデザイン画を 描く…

No.34  フィオレンティーナ

☆ カルチョ! 先週の日曜日、初めてサッカーを観に行きました。 今期最後の試合で、フィオレンティーナはなんとか 最下位は免れたものの、ココで負けたらセリエB落ちという キワドイ状態。 前回の試合ではかなり観客席は空いていたらしいけれど、 今回はや…

No.33  母を尋ねて三千里

以前通っていた語学学校はサンタ・クローチェ教会の すぐ側にあります。 そのサンタ・クローチェ教会にプロフェッソーレの 作品があると聞いて、今日早速そこへ足を運びました。 久しぶりの学校への道。 学校の斜向かいには、朝通るといつも気さくに 「チャ…

No.32  人助け

先週の金曜日、私はトスカーナTVで放送された プロフェッソーレの展覧会のビデオを見るために、 バスで友達の家へ向かっていました。 フェラガモ本店前でバスが停まり、何人かの人が 降り、最後にたくさん荷物を持ったかなり大柄な おばちゃんが降りようとし…