No.3 べファナの日

ちょうど1ヶ月前だったか、やっと風邪が治ってきて調子いい!
と思っていた矢先、道で車を除けようとして自転車で
(中古マウンテンバイクを友達から40ユーロで入手!)
転倒してしまいました。


その時にどうもあばら骨にひびが入ったらしく、わきの下 あたりが痛みだし
「折れてたらどうしよう?! 医者に説明できる?医療費は?」
ちょっとパニック。。


その痛みもやっとやわらいできたな…と思っていた矢先、
また熱を出して寝込んだのですが、今回はおとなしく3日間寝ていたせいか
すっきりと、あばらの痛みとともに風邪は去っていってくれたのでした。ほっ。

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☆ べファナの日って何?



1月6日はクリスマス休暇最後の日で
べファナというフェスタがあります。
クリスマスイヴのようなもので、
サンタクロースではなく’べファナ’というほうきに乗ったおばあさんが
やはり夜中に来てツリーの下にプレゼントを置いていってくれるそうです。


ホームステイ先は昼食付きではないのですが、この日はマンマが
「今日はフェスタだからね」
とお昼に家族皆が集まる席に呼んでくれました。


マンマが作ったごちそうをたらふく食べて
フィレンツェでは魚介類の値段がとても高くこういった
 お祝いの日に魚が出てきます)
一段落したところで、ツリーのある広い玄関に皆で行きます。


そこにはプレゼントが山積みに なっていて、
一番にジャコモ(10歳)がその中の一つをとって 私にくれました。


「えっ?私に?」
と思って見てみるとかわいらしいジャコモの字で
per Ai (for ai) と書いてあって、促されて開けてみると
香りつきの粉おしろいが入っていました。


まさか自分にまで用意してくれているとは思ってもいなかったので、
とてもうれしく心温まるプレゼントでした!


ジャコモはまだべファナの存在を信じているようで、
べファナからの手紙(べファナ役のマンマが書いた)を一生懸命に読んでいて、
私も自分がサンタさんを信じていたことを思い出してしまいました。。。


プレゼント交換の後は、エスプレッソを飲みながら、ルーベン(8ヶ月)を
交代であやしながら、皆で大ポーカー大会!
あがりの人は最後に「キウゾ!!」と叫びます。


老若男女問わず、家族全員でカード遊びをするなんて
あまりないですよね。
おばあちゃんがいて、小さい赤ちゃんがいて、という風景は
赤の他人である私までも幸せ感で包んでくれて、
「家族っていいなあ」と凄く思いました。


でもマンマは5人も子供がありながら早くに
ご主人を亡くされているので
とても苦労したのだと思います。

それでも5人とも大学卒だし
お医者さんになった人もいるわけだから、マンマは凄い!!!
”ザ・イタリアのマンマ”って感じです。
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次回はお問い合わせの多かったトスカーナ料理について
お送りします。