No,37 2ヶ月の約束だった

ischia2005-08-03

無事に3回目の引越しが終わりました。


結局、デポジットは全額返してもらえたのですが、
シャディーとマリアとは喧嘩別れになってしまいました。


シャディーはやはり「2ヶ月の約束だった」ということを
主張してきたので、
「そのことを私は理解していなかった」ということや、


シャワーが毎日使えないこと、自分の部屋に机を
置いてくれる約束が置いてくれなくて、居間のテーブルで勉強
したけれどテレビの音がうるさくて集中できなかったこと。
洗濯機が使いたいように使えないこと。


等々、1ヶ月住んでみて、とても自分にとって居心地が悪かったという
ことを言いました。


けれども、シャディーはそんなの聞いちゃあいません。
とにかく「2ヶ月の約束だった」と言い張り、
「出て行くのはいいけど、デポジット(350ユーロ)は返せないよ」
ときたので、私は最後の切り札


「じゃあ契約書は?どうしても2ヶ月住んで欲しかったなら
契約書を作る必要があったんじゃないの?」


「そんなの必要ないだろ。君の友達2人の前で俺は「最低2ヶ月」
って言ったんだから」
「でも口で言っただけじゃ契約したことにはならないよ」


すったもんだの末、私がねばった結果、デポジットは返金されました。


ホッとはしたものの、今回のことは私もかなり反省。


やはり契約書がないとは言え、あと1ヶ月は耐え難かったとはいえ、
5日前に言ってすぐ出て行くのは良くなかった。


それに生活している中で、色々言われたときにすぐに
「でも、私はこう思う」という自分の主張をしてこなかった。


言葉がすぐに出てこないせいもあるけれど、
言われたことに対してOKなのかNOなのか、それだけでも
はっきりしておくべきだった。
言われっぱなしは良くなかった…。


「私はこう思います」 今後の私の課題です。


さてさて、新居は少し中心街から遠い。
学校へはチャリで30分くらいかかる。


でも、この辺は観光客がまったくいない地域でとても
静か。山がすぐ近くに見えるいい環境です。


今度の同居人は建築の仕事をしているマリア(36歳)イタリア人と
昼間はOL、夜はBARで働いているシルビーナ(27歳)アルゼンチン人。
そしてネコちゃん一匹。いつも口を開けて私のことを見ています。


2人ともよく働く人達で、ほとんど家にいません。
日中は私とネコちゃんのみ。
緊張から解き放たれて、やっとリラックスできるようになりました。